146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/04(木) 11:09:40.10 ID:Wem+812yo
マダム・フーチは、恭介と同じくらい真っ青になって、恭介の上に屈み込んだ。
「手首が折れてるわ」
「そんな、バイオリンが!」恭介が泣き出しそうな顔で言った。
「大丈夫。マダム・ポンフリーが完治させるわ」
「さあさあ、恭介、大丈夫。立って」
先生は他の生徒のほうに向き直った。
「私がこの子を医務室に連れていきますから、その間誰も動いてはいけません。
箒もそのままにして置いておくように。さもないと、クィディッチの『ク』を言う前にホグワーツから出ていってもらいますよ」
「さあ、行きましょう」
グチャグチャの顔をした恭介は、手首を押さえ、先生に抱きかかえられるようにして、ヨレヨレになって歩いていった。
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