148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/04(木) 11:10:49.62 ID:Wem+812yo
「マルフォイ、こっちに渡しな」
さやかの静かな声に、みんなはおしゃべりを止め、二人に注目した。
マルフォイはニヤリと笑った。
「それじゃ、上条が後で取りにこられる所に置いておくよ。そうだな――木の上なんてどうだい?」
「こっちに渡せったら!」
さやかは強い口調で言った。マルフォイはヒラリと箒に乗り、飛び上がった。
上手に飛べると言っていたのは確かにうそではなかった――マルフォイは樫の木の梢と同じ高さまで舞い上がり、そこに浮いたまま呼びかけた。
「ここまで取りにこいよ」
杏子とまどかは箒をつかんだ。さやかの箒は逃げた。
「ダメです!フーチ先生がおっしゃったでしょう。動いちゃいけないって。私たちみんなが迷惑するんですのよ」
仁美が叫んだ。
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