15:了解。こんなかんじでどうでしょ[saga]
2012/09/28(金) 10:43:40.33 ID:egDxkjz6o
杏子は「漏れ鍋」を見つめて呟いた。
ちっぽけな薄汚れたパブだった。足早に道を歩いてく人たちは、
パブの隣にある本屋から反対隣にあるレコード店へと目を移し、
真ん中の「漏れ鍋」にはまったく目もくれない。
マグルに見えないとはこういうことかと考えながら中へ入った。
暗くてみずぼらしい。隅の方におばあさんが二、三人腰掛けて小さなグラスでシェリー酒を飲んでいた。
一人は長いパイプをくゆらしている。
小柄な、シルクハットをかぶった男がバーテンのじいさんと話している。
じいさんはハゲていて、歯の抜けたクルミのような顔をしている。
そして背丈は普通の二倍、横幅は五倍ある大男がいる。大男と目があった。
180Res/135.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。