32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/09/29(土) 09:48:09.89 ID:Sw3uTU+qo
「おはよう」
ハグリッドが手のすいている小鬼に声をかけた。
「佐倉杏子の金庫から金を取りに来たんだが」
「鍵はお持ちでいらっしゃいますか?」
杏子は小さな黄金の鍵を出した。
小鬼は、慎重に鍵を調べてから、「承知しました」と言った。
「それとダンブルドア教授からの手紙を預かってきとる」
ハグリッドは胸を張って、重々しく言った。
「七百十三番金庫にある、例の物についてだが」
小鬼は手紙を丁寧に読むと、「了解しました」とハグリッドに返した。
「誰かに両方の金庫へ案内させましょう。グリップフック!」
グリップフックも小鬼だった。二人はグリップフックについて、ホールから外に続く無数の扉の一つへと向かった。
「例の物ってなんだ?」杏子が聞いた。
「それは言えん」
ハグリッドは曰くありげに言った。
「極秘じゃ。ホグワーツの仕事でな。ダンブルドアは俺を信頼してくださる。
おまえさんたちにしゃべったりしたら、俺がクビになるだけではすまんよ」
180Res/135.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。