48: ◆fG4qOWmicojn[saga]
2012/09/30(日) 12:25:26.98 ID:eSSveo1wo
次に鍋を買った。魔法薬の材料を計る秤は上等なのを買い、真鍮製の折畳み式望遠鏡も買った。次は薬問屋に入った。
「あとは杖だけだな……みんな、他に欲しいものはあるか?」
「ふくろうが欲しい」杏子が言った。
「おおいいな。ふくろうは役に立つ。郵便とかを運んでくれるし」
イーロップふくろう百貨店は、暗くてバタバタと羽音がし、宝石のように輝く目があちらこちらでパチクリしていた。
五分後、五人は店から出てきた。杏子は多きな鳥籠を下げている。籠の中では、雪のように白い美しいふくろうが、羽根に頭を突っ込んでぐっすり眠っている。
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