59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/09/30(日) 12:48:00.19 ID:eSSveo1wo
戸惑っていると、こんな言葉が飛び込んできた。
「……マグルで混み合ってるわね。当然だけど……」
杏子は急いで後ろを振り返った。青い髪の美しい女性が、同じく青い髪の少女に話しかけていた。さやかだ。
杏子はカートを押してさやかたちについていき、さやかが立ち止まったので、杏子も話が聞こえるぐらいのところで止まった。
「さて、何番線だったかしら」とお母さんが聞いた。
「九と四分の三よ」さやかが言った。
「じゃあさやか、先に行きなさい」
「ええ……大丈夫なの?」
「心配しなくていいのよ、言ったでしょう。九番と十番の間の柵に向かってまっすぐに歩けばいいの。
立ち止まったり、ぶつかるんじゃないかって怖がったりしないこと、これが大切よ。怖かったら少し走るといいわ。さあ」
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