過去ログ - 杏子「ホグワーツ?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/09/28(金) 09:42:09.81 ID:egDxkjz6o
「はじめまして杏子」
 ダンブルドアが近づいて、手を差し出した。
 少女はその手を取らなかった。ダンブルドアは、固い木の椅子を杏子の傍らに引き寄せて座り、二人は病院の患者と見舞い客のような格好になった。
「わしはダンブルドア校長じゃ」
「『校長』?」
 杏子が繰り返した。警戒の色が走った。
「何しに来た?あの女の差金か?」
 八重歯が覗いた。今しがたミセス・コールがいなくなったドアを指さしていた。
「いや、いや。」ダンブルドアが微笑んだ。
「信じねえぞ」杏子が言った。
「アイツはアタシを診察させたいんだろう? 真実を言え!」
 最後の言葉に込められた力の強さは、衝撃的でさえあった。命令だった。これまで何度もそう言って命令してきたような響きがあった。杏子は目を見開き、ダンブルドアを睨めつけていた。ダンブルドアは、ただ心地よく微笑み続けてるだけで、何も答えなかった。数秒後、杏子は睨むのをやめたが、その表情はむしろ、前よりもっと警戒しているように見えた。
「アンタは誰だ?」


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