120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:52:20.53 ID:acd2hzuCo
ほむら「もっともらしい理由なんて並べてないで、はっきり言ったらどうなの。あなたはただ、私とまどかが付き合ってるのが気に入らないだけでしょう」
さやか「ち、違う!あたしはまどかの為に」
ほむら「まどかの為だなんて言って、あなたはいつまでまどかの保護者面をしてるつもりなの。この際だからはっきり言ってあげるわ。まどかはもう、あなたのことなんか必要としていない」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:52:46.51 ID:acd2hzuCo
さやか「あんたなんかに何が分かるのよ!まどかはね、今までずっとあたしが守ってきたの。あたしがいなきゃ、あの子は何にも出来ないの。
だからまどかには、あたしが必要なんだよ!」
あたしはそう一気にまくしたてた
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:53:16.44 ID:acd2hzuCo
あたしの言葉にほむらは少し沈黙する
さやか「何よ。何とか言いなさいよ」
ほむら「……とにかく、あなたに何を言われようと私からまどかと別れたりなんてしないわ。これ以上は時間の無駄ね」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/09/30(日) 18:53:42.41 ID:acd2hzuCo
さやか「えっと、その……。だ、だいたいあんた、気持ち悪いのよ!」
そして、咄嗟にあたしの口から出たのは転校生に対する暴言
もうまどかもなにも関係ない
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:54:08.55 ID:acd2hzuCo
転校生が一瞬、とても悲しそうな顔をしたのがわかった
やめて
止まってよ、あたしの口
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:54:34.31 ID:acd2hzuCo
その時、屋上の扉の開く音が聞こえた
あたしは、その音のする方向に目を向ける
そこに立っていたのは、今絶対ここにいてはいけない人だった
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:55:00.49 ID:acd2hzuCo
さやか「ま、まどか。聞いて、違うの」
まどかはあたしに向かって歩き出す
まどかは下を向いていて、表情はよく見えないけれど
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:55:26.90 ID:acd2hzuCo
次の瞬間、あたしの左の頬を衝撃が襲った
その場所が熱い
だけどすぐに、その熱さは痛みで、あたしはまどかにはたかれたのだと理解する
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:55:52.72 ID:acd2hzuCo
他に誰もいなくなった屋上に、あたしは一人ぽつんと立ちつくしていた
こんなつもりじゃなかった
こんなことになるはずじゃなかった
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:56:22.27 ID:acd2hzuCo
まどかは、あたしが好きだったと言っていた
ずっと好きだったって言ってくれた
だけどあたしは、そんなまどかに今まで何をしてきただろう
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:56:48.71 ID:acd2hzuCo
ごめん、まどか
気付いてあげられなくて、ごめん
そして、今さらになってもう一つ気付く
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