168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:35:34.57 ID:acd2hzuCo
 さやかの真剣な気持ちが、となりにいる私にも伝わってくる 
  
 さやか「でも、やっと自分の気持ちに気付けたの。まどかが今ほむらと付き合ってるのは分かってるけど、それでもあたしは、まどかにあたしを選んでほしい」 
  
 さやかは、私にも聞いてほしいと言っていた 
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:37:33.00 ID:acd2hzuCo
 まどか「……もう、遅いよ」 
  
 だけどまどかは、震える声でそう口にする 
  
 まどか「ずるいよ、さやかちゃん……。今更そんなこと言うなんて……。私……、私は……」 
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:38:44.16 ID:acd2hzuCo
 さやか「ほむら!なんでよ!」 
  
 私が走り出そうとした時、背後からさやかが叫んだ 
  
 その声に、私は動かしていた足を止める 
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:40:19.72 ID:acd2hzuCo
 私の言葉にさやかは一瞬驚いた顔をする 
  
 だけどすぐに、さやかはあたしの目を見てはっきりと答えた。 
  
 さやか「約束するよ。絶対にまどかのことはあたしが守る。まどかのこと、幸せにしてみせる」 
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:42:32.07 ID:acd2hzuCo
 ほむら「まどか」 
  
 見滝原を流れる川沿いの大きな公園 
  
 私たちの通学路を少し外れたところにそれはある 
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:43:44.64 ID:acd2hzuCo
 そしてまどかはそのまま黙り込む 
  
 私は少し時間をおいてから、まどかに話を切り出した 
  
 ほむら「まどか、さっきのさやかの告白の件なのだけど」 
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:46:04.17 ID:acd2hzuCo
 私は、まどかが大好きだった 
  
 あの時、まどかに助けられてからずっと 
  
 まどかを救うために、今まで何度も時間を繰り返したりもしてきた 
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:47:09.49 ID:acd2hzuCo
 だけど、まどかと付き合っているうちに私は思い知らされた 
  
 まどかがどれほど、さやかの事を想っているのかということを 
  
 私たちは今まで、いろいろな会話を交わしてきたけれど 
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:48:38.47 ID:acd2hzuCo
 でも、さやかに屋上に呼び出された日 
  
 さやかは必死になって、私とまどかを別れさせようとしてきた 
  
 私はさやかの言い分にはイライラしたし、まどかのことを全然分かってないって思った 
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 19:49:55.31 ID:acd2hzuCo
 結局私は、まどかの心を変えることは出来なかった 
  
 まどかの心は、今でもさやかのところにある 
  
 それなのに、まどかはさやかと付き合わないと言っている 
217Res/112.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。