79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:30:58.10 ID:acd2hzuCo
あたしが初めてまどかに会ったのは、小学五年生の時だった
あたしのクラスに転校してきたまどかは、おとなしくて、いつもおどおどしていて、クラスにもあまり馴染めていなかった
ある日、いつも通り学校へ向っている途中、まどかが道に倒れているところに遭遇した
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:31:25.11 ID:acd2hzuCo
さやか「え?」
あたしは自分の耳を疑った
まどかの口から出た言葉が、あまりにも信じられないものだったから
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:32:12.53 ID:acd2hzuCo
さやか「……本気で言ってんの?」
まどか「うん」
さやか「いや、そもそもあんたら二人とも女じゃん」
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/09/30(日) 18:33:02.45 ID:acd2hzuCo
さやか「へ、へー。まさかまどかと転校生がねえ。あんた達いつの間にそんなに仲良くなってたのよ」
まどか「さやかちゃん、気持ち悪いって思わないの?」
さやか「ないないそんなこと。そ、そりゃ、びっくりはしたけどさ。あたしはまどかのこと、応援するよ」
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:33:39.44 ID:acd2hzuCo
さやか「今日も一日終了!二人とも帰ろうぜ」
学校の授業が終わり、あたしは二人に声をかけた
今日も、あたしは二人と一緒にいつもの店に寄り道して行くつもりだった
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:34:54.06 ID:acd2hzuCo
まどか「も、もうさやかちゃんったら。しないよそんなこと」
まどかはあたし達にさよならを言うと、教室の入り口で待っていた転校生の所に向かい、二人一緒に帰って行った
残されたあたしと仁美も、すぐに教室をあとにする
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:35:31.45 ID:acd2hzuCo
仁美「それにしても、まさかまどかさんと暁美さんがお付き合いすることになったなんて驚きましたわ」
帰り道、仁美がそう口にする
当然仁美も、まどかが転校生と付き合うという話は聞いていた
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:36:09.20 ID:acd2hzuCo
仁美「本当ですか?さやかさん、私たちに気をつかってあまり上条君と一緒に帰ろうとなさらないから」
さやか「そんなんじゃないって。別に気なんかつかってないよ」
もちろん、恭介と一緒に帰りたくないと言えば嘘になる
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:36:42.31 ID:acd2hzuCo
次の日の昼休み、あたしは屋上で一人でお弁当を食べていた
この屋上はいつも他に人がいなくて、あたしたちのお気に入りの場所になっている
さやか「つまんないなー」
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/09/30(日) 18:37:19.72 ID:acd2hzuCo
さやか「それなのに、恋人が出来た途端にこれだよ」
でも仕方ないのかなあ
恋人が出来て浮かれちゃう気持ちも、まあ分からないでもないし
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