過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6

↓ 1- 覧 板 20

446: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/07(日) 21:40:05.58 ID:8ay7XioJ0
1、自由行動「自分に足りないものがあるとしたら何か」

貴方「眼鏡さんは、自分に足りない物があるとしたら、それはなんだと思いますか？」

眼鏡「……そう言う事って、普通ここで言う？」

貴方「ダメ、ですか……？」

眼鏡は言葉を詰まらせるような顔をして、何かを諦めるように溜め息を吐いた。

眼鏡「私に足りない物、ねえ……」

眼鏡は口元に手を添えて、遠い目をしながら考える。結構、本気で考えているらしい。

眼鏡「度胸……素直さ……優しさ……色気……頭……顔……家柄……」

指折り、眼鏡は数える。結構ある上に、後半になると生まれつき故にどうしようもない物になってきている。
これは貪欲と言うべきか、自分の欠点を熟知していると言うべきか。

眼鏡「……強さ。うん、私に一番足りないのは、心の強さ」

眼鏡「前に言ったけれど、私、心が弱いの。自分だからよく分かる」

眼鏡「そう見えないように振る舞う努力はしてるけれど……やっぱり、欲しいわ」

そう、眼鏡は寂しそうに言った。

……それは、貴方ではどうしようもできない。貴方には、プレゼントする事ができない物。
貴方が長い間付き合えば、いつかは与えられるかもしれないものだろう。
それはそれで、貴方は良い。だけれど、眼鏡は……。

色気と顔と家柄は、貴方ならばくれてやれる……が、ちょいと考えが下種。

貴方「……大変ですね」

眼鏡「大変なのよ」

そんな話をしながら、貴方は眼鏡と一緒に朝食を食べた。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/428.80 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ