過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6

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506: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/08(月) 21:32:08.62 ID:S85iYFTn0
コンマ「5」

貴方は、鉢巻を見つけた。

……いつも溌剌とした彼女とは思えない、沈んだ顔をしている。今、あくびをした。
とりあえず、貴方は鉢巻に話しかける。

貴方「鉢巻さん、おはよう」

鉢巻「あ……あー、おひゃよ」

貴方と挨拶する時にも、またあくびをした。相当眠いらしい。

鉢巻「あ、ごめんね。寝不足でさ……」

貴方「いったい、どうしたの？　何か悩みが？」

鉢巻「悩み、悩みなんてもんじゃないよ……」

突然、鉢巻は貴方の腕を掴む。
そのまま貴方を引き寄せ、貴方の胸に顔を押し付けたのだ。

鉢巻「うわーん！　昨日のテスト駄目だったよぅ……！」

……やっちゃったらしい。彼女なりに努力はしたのだろう、しかし、それでは足りなかった。
鉢巻の悲惨な嘆きは周囲に伝播し、特に同じく「ヤバい」生徒の顔は、一気に暗い物となった。

貴方「は、鉢巻さん、落ち着いて」

鉢巻「怒られるー、先生に怒られるよ……」

夏休みが補習で削られるよりも、先生に怒られる方が恐ろしいとは……。
生徒の欲望を抑えるまでの恐怖を植え付けた彼の人、話に聞くだけで恐るべし。
優しい、とか、悪い人ではない、と分かっていながらも、恐れを抱くのは仕方が無いと言う事か。

貴方「……大丈夫よ、これからを何とかすれば、被害は最小限に抑えられるから」

鉢巻「あたし、自信無いよお……」

運動に関してはあんなに活躍するのに……。
動いている時の凛々しい彼女と、今の鉢巻を見比べると、そのギャップに、思わず笑ってしまいそうになる。

貴方は鉢巻を慰めつつ、一緒に朝食を食べる事にした。

貴方は鉢巻と、何か話したい事があっただろうか？

1、自由行動
2、特になし

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