過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6

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681: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/11(木) 02:02:53.50 ID:5TP9gCW20
1、キスを、した

貴方は噛み殺すはずだった劣情を、生かした。
その結果、どうなるかさえ、分かっていながら。

眼鏡「――――あ？」

貴方の体は跳ねるように起き上がり、眼鏡に迫る。
だらけたように気を抜いていた眼鏡に、対応する事はできず。

貴方「可愛いですよ、眼鏡さん」

そんな、バカげた事を言って、眼鏡の唇を奪った。
あっと言う間に、容易く。だけど、優しく。そんな事できるはずなかったけど、貴方からすれば優しくした。

眼鏡「ん、ふっ……！」

口を塞がれた眼鏡は、何も言えない。鼻から、憤慨と驚きを吐き出して、多少の抗議をするだけ。
それは、顔に限った話。未だ自由な手を振り上げて、貴方を殴ろうとする。

その手を、貴方は掴んで抑えった。

眼鏡「んっ……！」

もう片方の手も、貴方は巻き取り、眼鏡の体諸共抱き寄せて、縛る。
これで、眼鏡の体の一切は、貴方の物。どうしようと。貴方の自由なのだ。

だと言うのに、どうしたらいいか分からない男とは、無残な物。
何でもできるその唇を、しゃぶり付く事も、舌を咥内に忍ばせ荒らす事だってできるのに。
ただ、自分の唇と重ねるだけだなんて。

眼鏡「う……ん……」

どれくらい、そうしていたか。貴方にはまるで分からない。
快楽や解放感から一瞬に思え、罪の意識から永遠に感じる口付けの時間。
貴方は、瞑っていた目を開く。

眼鏡は、涙を流していた。
嗚咽もなく、鼻を啜る事もなく、涙を流していた。

貴方は

1、離す
2、まだ、続ける
3、自由行動

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