過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6

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843: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/13(土) 00:48:04.57 ID:JfCaMJpZ0
2、夕食後

……まあ、普通に考えれば、夕食後か。

となれば、後は機を待つのみ……待っている間にケーキがぱさぱさになったり花が萎れたりしないだろうか。

念の為、花だけは水に浸して置く。

夕食を食べ終えて、貴方は両手にぎっちり荷物を持ち、眼鏡の部屋に向かう。
眼鏡が貴方の部屋から近くて良かったと、この日以上に思う事は無いだろう。

貴方は眼鏡の部屋の前に来て、どうにかして扉をノックする。

十秒ほどして、扉が開く。

眼鏡「なに……」

扉から顔を出して、眼鏡は警戒の色を強く出しながら尋ねる。
その時目に入るのは花束なのだから、そりゃあ驚く。

眼鏡「えっ、なに？」

花束の陰から貴方は顔を出して、ぎこちない笑顔を浮かべ、花束を渡しつつ言った。

貴方「誕生日、おめでとうございます」

眼鏡「……予想以上なんだけど」

眼鏡は呆れるような眼差しを貴方に向けつつ、花束を受け取る。
眼鏡の予想では、せいぜいプレゼントを持ってくる程度だったのだろうが、甘い。

貴方「光栄です」

眼鏡「……とりあえず、入りなさい」

貴方「ありがとうございます」

貴方の限界を悟ったか、眼鏡は扉を広く開けて貴方が入れるようにする。
貴方はよろよろと、眼鏡の部屋に入った。

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