過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part6

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990: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/10/18(木) 00:34:41.20 ID:XJXEqXmE0
貴方は気を失っていたらしい。

気付けば、外は暗くなっていて、貴方は、眼鏡に膝枕されていた。
目を覚ました時に、真っ先に目に入ったのは、つんと澄ました眼鏡の顔。

眼鏡「起きた？」

貴方「……起きました」

言いつつ、貴方は頭の中で、状況を整理し、その途中で、気を失う前の事を思い出す。

……貴方は、大層、乱れた。そう言うのが、相応しい。
貴方の口から漏れ出る一言一言に、眼鏡は興奮を高め、貴方を弄ぶ。
そして貴方は、終わりの見えない快楽に身を委ね、思考を放棄し、ついでに、気を失った……？

ヤカンも真っ青な程、貴方の顔は一気に赤くなった、と思う。

眼鏡「恥ずかしい？」

貴方「恥ずかしいです」

眼鏡「そうよね。あんあん、言った」

貴方「言わないでください」

その声は、何故か耳にこびりついている。
男とは到底思えないような声を、貴方は壊れた機械のように吐き出したのだ。

眼鏡「可愛かったわ、――さん」

恥ずかしい。そのくせ、どうして嬉しく感じている。
……言い訳など、できない。単純に、貴方は変態だったのだ。

貴方「……幻滅しましたか？」

眼鏡「まさか」

眼鏡は貴方の額を撫でる。

眼鏡「ますます惚れたわ」

眼鏡の言葉は、妙に嬉しそうに聞こえた。
その言葉に、不穏な気配を感じつつ、内心期待していたり……。

眼鏡「でも、学院じゃ誰が見ているか分からないから……暫くは、キスだけね」

貴方「えー……」

眼鏡「なによ、あなただって、私を好き勝手したくせに。誕生日に、舌まで入れて……」

言いながら、眼鏡の顔は、目に見えて真っ赤になった。恥ずかしいのは、お互い様だ。

眼鏡「……好きよ」

貴方「好きです」

貴方は、眼鏡に調教された代わりに、眼鏡の心の底からの愛を確認した。

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