過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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2: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2012/09/29(土) 00:57:29.98 ID:lMOlfT9ro

京太郎「部長、もう我慢できないんです!」

久「へっ?」


 肩を掴まんばかりの勢いで詰め寄る須賀京太郎。

 その目には『やる』と言ったら『やる』……そんな『スゴ味』があった。漆黒の殺意だ。

 というよりも思いっきり目が血走ってて鼻息も荒いので、『ヤる』といったら『ヤる』である。

 放課後の部室で暢気にくつろいでた流石の竹井久も、瞳が一瞬巨大に見えるほどの真剣さにはビビった。

 そのふたつの瞳の間に生じるギアス状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!

 抱きしめたら熱く燃えて奇跡が起きそうだ。

 思わず「せめてロッカーにして……っ」と叫びそうなのを、何とか押し込めた。

 流石は生徒議会長にして清澄麻雀部部長である。

 しかしもし畳み掛けられるように「おさげでお願いします」と言われたら折れて流されてしまうかも知れない。

 それぐらい心臓は高鳴っていた。

 部長は押しに弱いという風潮、あると思います。

 サドは受身に回ると弱いらしいのだ。

 だが、鍛えられたサドはマゾを内包する。

 究極的に残酷なサドは自分自身に向かい、自分自身にサドというのはつまりマゾという事だ。

 また、自己尊重欲と支配欲と暴力を好むという点でこれらは似ているのだ。

 マゾは暴力を通じて「それに耐える自分は素晴らしい」と心の中で己を讃え、サドを自分に暴力を与える道具として支配する。

 サドは暴力を通じて「それを行使できる自分は素晴らしい」と心の中で己を讃え、暴力で相手を道具として支配する。

 蹂躙して支配する――つまりどっちも根は同じなのだッ! 過程こそは違うが満足を覚えるという『結果』は同じッ!

 閑話休題。



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