過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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3: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2012/09/29(土) 01:04:17.09 ID:lMOlfT9ro
久「えっと…………その、何が? というか何を?」

京太郎「俺も、麻雀をちゃんと覚えたいんですよ!」

久「あ、ああ! そっちね! ……よかった」

京太郎「?」

久「……なんでもないわよ」


 一人胸を撫で下ろし、息を漏らす。

 それから数分、京太郎の麻雀にかける熱い思いの丈を聞いた。

 皆に置いていかれて見ている事しか出来ないのが辛いとか。

 せめて追いつけないまでも追いかける努力はしたいとか。

 麻雀部なのに一向に麻雀が出来ないとか。

 その点を後々新入生に疎まれてボコボコにされて追い出されて生物兵器に狙われる未来が微粒子レベルで存在するかも知れないとか。

 まあ、そんなところだ。


久(そりゃ、男の子だから……意地があるものね)


 なんやかんやあってインターハイは終了した。

 なんやかんやそれは色々とあったのだ。大変だったが、終わってしまえばいい思い出だ。

 特に思い返したり、悔やんだりはしない。

 天上天下やエアギアの初めの方と終わりのほうとかもうまるでテンション違うよねとか、そんな感じだ。

 大暮はもう作画だけやってればいいんじゃないかな。

 兎に角、たまに小学校の頃のアルバムのページを開くぐらいの気軽さと切なさと諸々の感情を合わせて思い返すぐらいに留めている。

 これからは未来に目を向けよう……と、久自身決心しているのだ。

 さて、未来……と言えばだ。

 昔から先送りにしていたものが訪れるのも未来と相場が決まっておろう。

 そんな訳で今、その先送りにされた未来が訪れている。

 過去は擂り潰してもミミズのように張ってくるから仕方ない。尚この場にまこはいない。


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