過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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490: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/10/04(木) 19:14:57.94 ID:d8gq1+bbo

京太郎「自分で言っといて驚きなんですが……あるんですか、そんな方法!?」

久「おーっと、会話が成り立たないアホが一人登場〜〜〜」

久「質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってるの? マヌケ」

久「質問しているのは私で、答えるのはあなたよ」

久「それでも、親切な私は質問に答えてあげるわ。答えは『YES』よ」

京太郎「マジっすか……」


 思わず息を飲む京太郎。

 そんなものを問いかけた身ながら、まさか存在すると思ってはいなかったので、これにはおったまげた。

 あるなら早く教えてほしかったが……部長の口調からするに、相当厳しいものであるらしい。

 だが、臨むところだ。

 長らく麻雀を続けて、天分に恵まれた咲。

 彼女に、素人で凡人の自分が追いつくためには、それこそ血の滲むような修練を積む他はあるまい。

 片腕と片目、両足ぐらいなら喜んで捨てられる――いややっぱり流石に悦びはしないが――ぐらいの覚悟だ。

 初心者同然の自分が、ここから追いつくにはどれだけの月日を必要とするだろうか。

 いや、それでも追いつけるのか。

 自分が一歩進む間にも、彼女は十歩進んでしまうかもしれない。

 進んだ先が断崖絶壁でも、彼女は楽々飛び越えてしまうかもしれない。

 ならば、躊躇する理由なんてないだろう。

 一刻も早く、あの小さな少女の背中に追いつきたいのだ。

 置いていかれたまま、「ああ……アイツはすげーよ」と解説する寂しい立場になりたくはない。

 何とか、何をしても喰らいつきたかった。そんな意地が、京太郎にはまだ残っていた。


京太郎「なんでも……どんなことでもします! だから俺を強くしてください!」




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