過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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680: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/10/06(土) 01:13:39.73 ID:uuHVh91wo

京太郎「……自分で掃除しろよ」


 地面に蹲る優希に冷たく投げかけると、京太郎は部室を出る。

 結局、部活に留まってくれるのか、どうなのかは聞けてはいない。

 でもきっと、残ってくれるはずだ。

 京太郎は、責任感が強い。だから、殴ったのなら、部活に残ってくれるだろう。

 部屋の外で、何かを蹴り飛ばすような音が聞こえた。

 部活に、残ってくれる。

 まだ暫く、彼と繋がっていられる。

 その事は、とても嬉しかった。

 嬉しかった、はずなのに……。


優希「う、うぅぅ……京太郎ぉ……! 京太郎ぉ……!」


 どうしてこんなに、心は冷え切って、震えそうなのだろうか。

 きっと、この冷たい床の所為だ。そうに違いない。

 優希の嗚咽は、雨の音に掻き消される。誰にも聞かれることはないだろう。

 そのまま膝を抱えて、優希は泣き続けた。

 どうしてこうなってしまったのだろうか。

 ただ、一つだけ解る。

 きっともう、昔のように笑いあう日などは、二度と来ないであろう――。



カンッ!


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