過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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823: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/10/08(月) 02:58:06.72 ID:vQm+wtlQo

京太郎「染谷先輩……すみません……本当に、ごめんなさい……!」

京太郎「俺のせいで……俺の、俺のせいでこんなことになって……!」

まこ「……お前さんが気にすることじゃあない」

まこ「わしも、悪いんじゃ……」

まこ「あいつなら大丈夫だろうと思って……なにも、気にしておらんかったんじゃ……」

まこ「プレッシャーに……まさか、あそこまで追い詰められているなんて……」

京太郎「染谷、先輩……」

まこ「……本当に、こんなんじゃ一年生に顔向けできんわ」

まこ「上級生、失格じゃ……」

京太郎「そんな……そんなこと、ないです……」

京太郎「染谷先輩は、十分、やってくれてます……それなのに、俺……」


 まこの懺悔じみた言葉を聞きつつ、心のうちで口角を釣り上げる京太郎。

 そんなことはない――という言葉は本当だ。

 実にうまく、竹井久を追い詰める役を買ってくれた。あの様子では、立ち直れまい。

 そしてこの様子では、まこもだ。

 咲が、折角自信をもって、自分で歩もうとしたのに――その矢先に、彼女の心を傷つけるなんて。

 許せるはずがなかった。地に貶めて、後悔のうちに果てさせてやる。それぐらいの罪を、犯したのだ。

 残りは、何とかというプロだ。

 咲を泣かせた――そんなことが、許される道理など、存在していいはずがなかった。

 だから、絶対に容赦しない。徹底的に、破滅に追い込んでやる。

 きっと、このままでは大会も、勝ち残れないだろう。そのことで咲が心を痛めるのは、本当に苦しい。

 だが、姉とは、自分が会わせてあげればいいのだ。

 泣いているなら、慰めて、支えてあげればいい。

 咲を守れるのは、自分だけだ。中学生のころから、そうだ。自分が、咲を守るのだ。

 きっと、咲も気付いてくれるはずだ。彼女に本当に必要なのは、自分なのだと。


京太郎(大丈夫だよ咲……俺が、守ってやるからさ……!)


カンッ! 


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