過去ログ - 魔法少女マテリアル☆まどか
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20: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/09/29(土) 18:53:20.70 ID:wzXOjhvP0
「何か勝手に死にそうだったし、手ぇ出させてもらったよ」
声と同時にケーキの高台の上に現れたのは、ほむらの前に現れたのと同じく、黒いローブを纏った人影だった。

(女の子の、声?)
その声は少女のそれで、その姿にまどかは見覚えがあった。
「あれは……あの時の」
ほむらと出会う直前、まどかが垣間見た人影とその姿はよく似ていた。
その人影は高台から飛び降り、まどか達の側へと降り立って。
「あんた、一体誰なの?もしかして、また新しい魔法少女の登場ってわけ?」
驚きと不安、そして多少の怯えを帯びた声で、さやかが問いかける。
「魔法少女?そんな可愛らしいもんじゃないよ。あたしは……」
ローブの少女は振り向いて、僅かにさやかに視線を向けると。


「――魔法使いって奴さ」
言葉と同時に、轟音が鳴り響いた。


吹き飛ばされ、文字通り目をぐるぐると回していた魔女が目を覚まし
瓦礫やお菓子の破片を吹き飛ばしながら起き上がる。
魔女は、新たに現れた脅威であるローブの少女を視界に捕らえると、瞳に怒りを宿し再びその牙を剥いた。

「ふん、化け物の癖に生意気だね。あんたらは離れてな、巻き添え食っても知らないよ」
少女は尚も強気に言葉を告げる。
ローブの端から覗いた口元には、不敵で余裕の笑みが浮かんでいた。
「なんだかよくわかんないけど、行こうまどか!マミさんを助けないと」
「っ、うん!」
まどかは心配そうに少女を見つめ、それでもさやかに続いて駆け出した。


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