29: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:34:56.77 ID:OoeWSQId0
「アクアさん、そのくらいにしておいて話を続けましょう。貴女に色々聞きたいのだけど……」
「待った、質問はあたしが先だよ。こちとらわからない事だらけで頭がこんがらがってるんだ。
まずはその辺どうにかしてくれないと、答えようにも答えらんないね」
言葉を続けようとしたマミの機先を制して、アクアがずいと手のひらを突き出して言った。
「わかったわ。でも、私もこの状況に戸惑っているのは事実だから
何でも答えられるわけじゃないけど、それでもよければ」
「そ、じゃあ色々聞かせてもらうよ」
そう言ったきり、アクアは軽く目を閉ざす。そして、とん、と軽く指でそのこめかみを突いた。
何をしているのかとマミ達が訝しげな表情を浮かべ、問いかけようとした時に
アクアは小さく一つ頷いて、目を開いて話し始めた。
「質問の数は、6つ」
その口調は、まるで誰かに言われたことをそのまま言っているような、少しばかりの違和感を感じる口調だった。
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