過去ログ - 魔法少女マテリアル☆まどか
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33: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:43:42.35 ID:OoeWSQId0
「んぐ……けほ、ちょっと、一体何を飲ませたの!?」
「ん?アメ玉」
「えっ」
その言葉に、元々青白かったマミの表情が更に白く、いっそ蒼白といえるほどに変わる。
一瞬の交錯であるとは言え、マミもまたアクアの戦う姿を目撃していた。
彼女が武器に使っていたものが何であるかを見てしまっていた。
それ故に、ある程度の予測は立てていた。
お菓子を武器にする魔法少女……ならぬ魔法使い。
それはそれで可愛らしくていいものだが、故にこの状況は実に不味い。

「ちょっと、そんな……冗談じゃっ」
足の震えも忘れて立ち上がり、一気にアクアに詰め寄るマミに。
「さっさと立って案内しな。でないと、内側から爆破しちゃうよー」
にんまりと、実に愉快といった感じの笑みを浮かべてアクアは言い放った。
マミはといえば、驚愕が呆然とした表情に変わり、それがすぐさま引き攣って。
「……わかったわよ、さっさと行きましょう」
諦めたように吐息を漏らして、足早に歩き始めるのだった。
けれどその足は、もう震えてはいなかった。



(まったく、お菓子の魔法使いなんて可愛いものかと思ったら、とんでもない子だったわ)
内心に嘆息と、大きな不安を抱えていたとしても。


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