過去ログ - 魔法少女マテリアル☆まどか
1- 20
55: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/04(木) 16:20:10.16 ID:cUJNQNbAo
「それで大体納得がいったよ、道理で何もかも見たことが無いものばかりなわけだ」
異世界に来てしまったのだという事実。その衝撃から立ち直り、ようやくアクアは小さく頷いた。

「私達の知らない魔法、そして、まったく知らない大陸や国の名前。これはもう定番ってものじゃない!」
「……そういうもんかね?」
合点が行き過ぎて、なにやら興奮している様子のマミに、アクアは冷ややかな視線を向けて。
「そう言うものよ、おかげでアクアの正体も大体わかったわ。
 アクアは世界を脅かす大魔王デュデュマと戦う正義……っていうのはちょっとアレだけど、そういう魔法使い。
 どうかしら、結構いい線行ってると思うんだけど?」
一体何が琴線に触れたのか、マミは爛々と目を輝かせてアクアに詰め寄った。



「……それじゃ0章じゃん」
マテリアル・パズル第0章。ゼロクロイツ全9巻、現在好評発売中である。絶版はまだ無いはずである。多分。



メタい話はさておいて、アクアは呆れたように息を吐き出して。
「大外れだよ。大魔王デュデュマってのはね……おとぎ話さ。
 あたしらの世界じゃ誰だって知ってるおとぎ話。それを知ってりゃ、少しは話が通じるかと思ってね」
「そうだったの……ちょっと残念ね」
あからさまに落胆し、それでもマミはさらにアクアに問いかけた。
「さあ、これでそっちの質問には答えたわよ。今度は私の質問に答えて頂戴」
「あー、ケーキだけじゃなんかやっぱ腹は膨れないよねー、何かお腹空いちゃったよ。何か無いの、マミ?」
そんな言葉に耳も貸さずに、アクアはひょいとソファーに飛び乗り、クッションに顔を押し付けたまま横になった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
66Res/63.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice