過去ログ - 魔法少女マテリアル☆まどか
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60: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/04(木) 16:27:03.94 ID:cUJNQNbAo
「……何なんだい、今の魔力の波動は」
「私にもわからないわ。けれどきっと只事では済みはしない。未来が大きく歪むのが視えるわ」
大気を響かせ、肌をぴりぴりと震わせるその波動に、落ち着かない様子の黒い少女。
その少女に、険しい目つきで椅子に座った白い少女が話しかけていた。



「なんだか、今日は大気が騒がしいね。やっぱり、今日はやめとくべき?」
震える魔力の声無き声が、少女の鼓膜を震わせた。
耳障りなその声に顔を顰めながら、少女は眼下に並んだ少女達を睨み付ける。
彼女達も同じように、耳鳴りを堪えるように耳元を抑えていたそれは。

「いいや、もう待てない。時間が無い。始めるよ――プレイアデス」
憎悪と狂気をその声に秘めて、彼女は眼下の少女達へと襲い掛かった。



まどかとさやかを送り終え、工事現場のタワークレーンの頂上から街を眺めていたキュゥべえにも
その魔力の波動は伝わった。
「尋常じゃない魔力だ。でも、これはやはり魔法少女のものでも魔女のものでもない。そしてこの反応は……星の」
呟く声とともに、その赤い眼が見開かれた。

「間違いない、彼女は……」



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