過去ログ - 【パラノイア】ホライゾン「大丈夫、次のトーリ様はきっとうまくやるでしょう」
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333: ◆KE.Shed7.Uau[saga]
2012/10/11(木) 00:54:42.59 ID:6sgz32wz0
ホラ子:『おクスリ最強説』

眼鏡 :『英国にも――うん、やめておくよ』




――疾走する。


さっきから下腹部が熱い、とミトツダイラは思った。
二本刺された注射。ひとつは己の意識を強制的にアップさせるもので、ひとつは身体の性能を暴力的に引き上げるものだ。

だから、と言うべきなのか。
身体の感覚が元々敏感な自分は、幸福薬の追い討ちにより更におかしくなっている。息をするだけで、彼の――いや、もう彼女だったか、匂いを感じるだけで、狂ってしまいそうな感覚が身体に走る。

だから、早く終わらせましょう、とミトツダイラは思った。
さっさと終わらせて、彼の匂いを堪能して、味も柔らかさも堪能したいのだ。
自分でも驚くほどスムーズに身体が動く。
それを見て、目の前の母は驚いた顔をして――笑った。


人狼女王「――ぷふっ」


仕方ないですわねぇ、と、堪え切れないように彼女は笑った。
どういう意味なのかは、よくわからない。
ただ、戦場でムラムラして夜にダッシュで帰り父とよろしくやってた母は、普段から延々とこの気持ちを味わっているのかもしれない。

――ああ、なるほど。

ミトツダイラ3「それなら、仕方ないですわね」

そう、仕方ないのだ。
王をこんなにも求めてしまうのは、仕方ないことなのだ。

納得させて、拳を握る。
母は受け入れるように、両手をこちらへ差し伸べていた。それはつまり、母としての甘えを許してくれるということだったようだが、今のミトツダイラにそれを思考する余裕はなかった。
驚いて自分の王が足を一歩踏み出す音が聞こえる。
それでも、ミトツダイラは攻撃を止めなかった。
抱いている想いは簡潔だ。




ミトツダイラ3「る、ぁ――――!!」





この欲望を吐き出したい。
ただそれだけのために、少女が右の貫き手を母に放った――――



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