過去ログ - える「古典部の日常」
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287: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 20:59:04.94 ID:obKv5onk0
千反田と少し前から計画していたある事の実行日だからである。

準備は全部終わっている、後はどう入須と話す機会を得るか、だ。

そこら辺を千反田は全く考えていなかった様で、仕方なく俺が入須に話しかける作戦を考える事になった。
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288: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 20:59:33.19 ID:obKv5onk0
朝っぱらから、いつも通りだな……こいつらは。

える「あ、あの!」

そんな里志と伊原の口論を千反田が止めた。
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289: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:00:01.12 ID:obKv5onk0

里志「卒業祝いって奴かな?」

える「勿論、その意味もあります」

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290: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:00:27.89 ID:obKv5onk0
える「ふふ」

える「あのですね、プレゼントはこれです」

千反田はそう言うと、持ってきていた小さな袋から手袋とマフラーを取り出した。
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291: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:00:55.18 ID:obKv5onk0
ううむ、居心地が悪いな、これは。

える「……実は、折木さんと一緒に作ったんですよ」

言うとは思ったが、やっぱり言って欲しくなかった。
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292: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:01:32.19 ID:obKv5onk0
える「あ、そうでした」

当の本人が忘れているとは、全く。

奉太郎「卒業式が始まる前は、流石に駄目だろうな」
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293: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:02:06.76 ID:obKv5onk0
確かに、入須も恐らく声を掛けられたらそれに付き合うくらいの事はするかもしれない。

だが、あくまでその前に声を掛ければ済む話だ。

それに俺達の用事と言う物はさほど時間を取らないだろうし、入須には少し悪いがクラスの用件を後回しにしてもらえばいい。
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294: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:02:34.52 ID:obKv5onk0
奉太郎「……そりゃどうも」

里志「僕と摩耶花は、居てもいいのかな?」

える「ええ、お二人にも是非来て頂きたいです」
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295: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:03:00.69 ID:obKv5onk0
とりあえず、今日の予定は決まったか。

俺は卒業式が終わったら真っ直ぐ部室に行き、千反田が入須を連れて来るのを待っていればいい。

簡単な仕事である。
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296: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:03:27.63 ID:obKv5onk0
〜卒業式〜

体育館にはかなりの人数が集まっていた。

二年生全員、三年生全員、三年の保護者達、それに教師、来賓の人ら。
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297: ◆Oe72InN3/k
2012/10/11(木) 21:03:54.43 ID:obKv5onk0
……眠いな。

思わずあくびが出てしまう、ばれないだろうし……いいか。

あくびが数回出た所で、校長と思われる人物が入ってきた。
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