334: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:55:38.80 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「貰う人がああ言ってるんだ、渡してやれ」
える「……分かりました」
こんな形になってしまいましたが……入須さんは、喜んでくれるのでしょうか。
335: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:56:19.92 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「……余計な事を」
口ではそう言っていましたが、照れているのはすぐに分かります。
そしてその後、入須さんはクラスの方達との用事もあり、教室へと戻っていきました。
336: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:56:55.54 ID:L3ltJ5W60
える「……今回の事です」
奉太郎「駄目だ」
える「何故ですか、私……どうしても」
337: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:57:41.12 ID:L3ltJ5W60
折木さんも摩耶花さんも説明する気が無い様だったので、私がゆっくりと説明をします。
……説明するのには、あまり慣れていないせいもあって、随分と回りくどい説明になっていまいましたが。
里志「なるほど、そういう事か」
338: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:58:24.26 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「分からないと言ってるだろ」
奉太郎「……帰る」
そう言い、折木さんは鞄を手に取ると、部室を後にしようとします。
339: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 18:59:04.10 ID:L3ltJ5W60
〜帰り道〜
学校から出て、前を歩いている折木さんを見つけます。
私は駆け足で近寄り、横に並んで歩き始めました。
340: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 19:00:01.49 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「そんなの、小さい事だろ」
える「どんなに小さくても嫌なんです」
奉太郎「……」
341: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 19:00:45.97 ID:L3ltJ5W60
そう言うと、折木さんはゆっくりと話し始めました。
奉太郎「まず、俺と伊原が部室に行った時、鍵は開いていた」
える「でも、さっきは閉まっていたと……」
342: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 19:01:51.69 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「それで、伊原が俺にもう一度プレゼントを見ていいか聞いてきたんだ」
奉太郎「それを断る理由なんて無い、俺は見ていいぞと言った」
える「……はい」
343: ◆Oe72InN3/k
2012/10/13(土) 19:02:17.41 ID:L3ltJ5W60
奉太郎「俺には皆に話すという選択もあったがな」
奉太郎「結果的にお前には話してしまったが、まあ」
奉太郎「一番悪いのは、俺だろうな」
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