681: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:30:47.97 ID:wMwX2Y5/0
入須「私が聞くに、君は省エネをモットーとしている」
また姉貴か、余計な事を。
入須「それを花火師の仕事と置き換えるんだ」
682: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:31:13.68 ID:wMwX2Y5/0
〜高台〜
入須は時計に目をやっていた。
入須「そろそろ20時か」
683: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:31:39.52 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「折角の花火大会、それに招待したのにそんな感想で」
入須「ふふ」
入須「……君の事は少しは分かっているつもりだ」
684: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:32:05.37 ID:wMwX2Y5/0
入須「だってそうだろう」
入須「それなら良い、と言うくらいなら……最初から、どちらでも無いなんて言わなければいいじゃないか」
奉太郎「……俺は」
685: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:32:31.36 ID:wMwX2Y5/0
入須「何だ、嘘は嫌いなんじゃなかったのか」
奉太郎「……全く」
奉太郎「嘘よりも、あなたの事が嫌いになりそうですよ」
686: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:32:57.18 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「では、何がおかしいと言うんですか」
入須「あれだよ」
そう言いながら、入須が指を指したのは時計。
687: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:33:24.85 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「遅れているんじゃないですか?」
入須「いいや、それはあり得ない」
入須「私は今日、一度彼に会っているんだ」
688: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:33:50.84 ID:wMwX2Y5/0
入須「私は小さい時から、彼の花火を見ている」
入須「1分くらいの前後なら、時計のずれとも言えるがな」
入須「ここまで遅れた事は……今まで無かった」
689: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:34:16.66 ID:wMwX2Y5/0
奉太郎「まあ、気楽に考えましょう」
入須「……ああ」
それから5分、10分と経つが、花火大会は始まらない。
690: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:34:42.66 ID:wMwX2Y5/0
入須「一つ、問題を出そうか」
奉太郎「結構です」
入須「聞くだけでも聞け」
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