701: ◆Oe72InN3/k
2012/10/24(水) 22:40:20.47 ID:wMwX2Y5/0
何度かまた、花火があがる。
それを見ながら、千反田はようやく口を開いた。
える「素敵、ですね」
奉太郎「……意外だな」
える「私が、大会が遅れた理由を素敵と言った事がですか?」
奉太郎「ああ」
える「……誰でも、そう思うのでは無いでしょうか」
奉太郎「……そうかもしれないな」
える「折木さんは、どう思いました?」
俺か、俺は。
奉太郎「……自分の信念を曲げ、最後は愛する人の為になる事をした」
奉太郎「それを悪い事とは、言えないさ」
える「ふふ、そうですよね」
そうして、俺と千反田、入須は最後の花火があがり、夜空に消えるまで、口を開く事は無かった。
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