827: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:48:05.24 ID:KdUl2NLN0
える「……よいしょ」
となんとも頼り無い掛け声と共に、パコンと言う音がした。
弾はぬいぐるみには当たった物の、落ちはしない。
828: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:49:14.27 ID:KdUl2NLN0
奉太郎「お前と同じ奴だ」
える「あ、ほんとですか」
える「頑張ってくださいね」
829: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:49:54.84 ID:KdUl2NLN0
奉太郎「……お前の方が向いているな」
える「そうかもしれません」
何かフォローして欲しかったが、仕方ないか。
830: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:50:23.49 ID:KdUl2NLN0
「情けない彼氏の面子を守る為にも」
と言う言葉は蛇足だったが。
奉太郎「……それで、次は何か見たい物あるか?」
831: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:50:49.83 ID:KdUl2NLN0
それから俺と千反田は手頃な焼きそば等を買い、備え付けてあるベンチに座る。
える「お祭りで食べる物って、普段買う物よりおいしく感じませんか?」
奉太郎「あ、それはあるな」
832: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:51:28.42 ID:KdUl2NLN0
奉太郎「他にもまだ回りたい所があるのか?」
える「ええ、いくつか」
奉太郎「楽しそうで何よりだ」
833: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:52:12.47 ID:KdUl2NLN0
奉太郎「お前から見て、俺は変わったと思うか?」
える「私の中では、折木さんは折木さんですが……」
突然そんな質問をされ、きょとんとした顔をしながら千反田は答えた。
834: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:53:05.96 ID:KdUl2NLN0
える「折木さんにしては、随分と説得力が無い理由ですね」
える「私は……良い事だと思います」
奉太郎「何故? 千反田の気になる事を解決できるからか?」
835: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:53:59.93 ID:KdUl2NLN0
える「つまりですね、例えばですが」
える「折木さんが、急に非行の道に走ったとしても、それは折木さん自身が選んだ事ですよね」
また随分と、飛んだな。
836: ◆Oe72InN3/k
2012/10/30(火) 22:54:51.44 ID:KdUl2NLN0
奉太郎「……ばれたか」
える「もう、やはり意地悪です」
奉太郎「すまんすまん」
1002Res/450.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。