862: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:04:37.90 ID:X/71y8+d0
花火は未だに上がり続けている。
俺と千反田は一度も視線を交えないまま、会話を続けた。
奉太郎「後、そうだな」
奉太郎「やはり……去年の暮れか」
える「……そうですね、あの時が一番、心に残っています」
奉太郎「全く同意見だな」
える「……」
える「私、初めてでした」
奉太郎「……何が」
そこまで言って気付く、これもまた、夢と一緒だ。
次に千反田が言う言葉……恐らく。
える「それを聞くのは、少し意地悪ですよ」
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