968: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:17:05.60 ID:fcX3Mr2O0
える「で、でもですね!」
える「いつか役に立つ時が、来る筈です!」
奉太郎「やけに自信たっぷりだな」
969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/11/10(土) 22:18:40.01 ID:fcX3Mr2O0
千反田が言う事は、分かる。
俺も手を抜いて練習していた訳でも無いし、周りから見たらそれは努力をしていると呼べるのかもしれない。
だが何だか、自分で僕は努力をしていますと言うのも違うので言葉を濁してその話は終わらせる事にした。
970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/11/10(土) 22:20:05.51 ID:fcX3Mr2O0
える「勿論です、知っていましたよ」
奉太郎「なら何で、練習をすぐにそれに変えなかった?」
俺がそれを問いただした時、千反田はちょっとだけ焦っていた。
971: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:21:57.00 ID:fcX3Mr2O0
〜折木家〜
そして、その日がやって来た。
俺はいつもより少しだけ早く起き、それに取り組む。
972: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:24:13.33 ID:fcX3Mr2O0
える「おはようございます、折木さん」
奉太郎「おはよう」
家を出るとすぐに、千反田が目に入ってくる。
973: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:24:55.17 ID:fcX3Mr2O0
奉太郎「結論から言うと、そうだな」
奉太郎「卵焼きと言うよりは、炒り卵と言った方が近いかもしれない」
える「そうでしたか……でも、焼いた事には変わりは無いので、大丈夫ですよ」
974: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:25:32.31 ID:fcX3Mr2O0
奉太郎「いいのか? 放課後に食べる分もあるんじゃないか」
える「いいえ、実はですね」
える「最初から、そのつもりだったので」
975: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:27:39.39 ID:fcX3Mr2O0
奉太郎「いや、そこまでじゃない」
える「気にならないんですか?」
奉太郎「……それも違うが」
976: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:28:05.21 ID:fcX3Mr2O0
〜古典部〜
午前の授業も終わり、俺は古典部へと足を運んだ。
扉を開けると、すぐに窓際に座っている千反田が目に入ってくる。
977: ◆Oe72InN3/k
2012/11/10(土) 22:28:47.10 ID:fcX3Mr2O0
千反田はそう言いながら、鞄から小さな容器を取り出した。
える「そう言えば、折木さんには一度、卵焼きを作ってましたっけ」
あったっけか、そんな事が……
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