過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/10/06(土) 01:11:52.42 ID:biMO9roY0
垣根「…どうしたんだよ」
話しかけるつもりはなかったのだが。
唯一の友人が、自分が泣いていた時に抱擁してくれたのに無視というのはどうか、と思い、声をかけた。
結局垣根帝督という少年は割と常識に縛られる人間なのかもしれない。
学園都市から出た今、悪として徹する場も、必要もまったく無い。
フィアンマは唐突に話しかけられ、ぐし、と目元を擦り、垣根にちらりとだけ視線を寄越す。
そして何事かを言いかけ、服の袖で顔を拭き、数度深呼吸をすると、無言のままに首を横に振った。
フィアンマ「…目が覚めたのか。良い夢は見られたか?」
垣根「まあまあってところか。……で、何で泣いてた訳」
フィアンマ「……」
お前には関係無い、とまでは口に出さないまま、フィアンマはそっぽを向く。
やはり感覚的には男性のそれに近いらしい、泣き顔を見せたくないようだ。
フィアンマ「……言っても分からんよ」
垣根「…ムカついた」
せっかく自分が心配してやったのに、とまで驕るつもりはないものの。
フィアンマのむすくれた態度に、言葉を漏らした通り軽いムカつきを覚えた垣根は、じっとフィアンマを見つめる。
所謂ジト目でのささやかな睨みに、フィアンマはティッシュで泣き顔の後始末を終えた後、垣根と視線を合わせた。
フィアンマ「…何だ」
垣根「
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