過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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184: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/07(日) 00:15:35.74 ID:PvlSPC4r0

欠伸を数回噛み殺し、ちゃんと目を覚ましたフィアンマは身体を起こし、毛布を傍らに退ける。
そしてなるべく音を立てないようベッドから降りて立ち上がると、キッチンに移動した。
がさごそと材料のなりうる食材達を漁りながら、何を作ろうかと悩む。
沢山の油がある。鶏肉も発見した。どうやらチーズも沢山買ってしまっていたようだ。
垣根は生粋の日本人である。となれば和食が好きだろうか、と思いながら、フィアンマは調理を開始する。
手足の代わりに魔術を駆使する彼女は、ある意味本当の意味での台所の魔女かもしれない。

バゲットを切ってチーズフォンデュの付けるものを作り、レタスなどもちぎってサラダを作る。
丁寧に水で洗ったアボカドを乗せ、ドレッシングを適当に作ってかけた。ほとんど創作料理に近いが、美味しければ問題無いだろう。
発見した鶏肉を醤油(生姜もニンニクも見当たらなかった)に漬け込み、片栗粉を使って油でからっと揚げる。
ほかほかと湯気を立てるそれは、日本で竜田揚げと呼ばれるものだ。
きちんと揚がっているか確かめる為に一つ口にしながら、二人分をそれぞれ皿によそう。
一時間程で食事の準備が出来上がり、垣根はその良い匂いに気がついて一旦メモを綴る手を止めた。

垣根「美味そうだな」

フィアンマ「一部口に合わない場合は自分で工夫しろ」

垣根「多分大丈夫だろ」

そういえば必要も無いのに二人揃っていつもご飯を食べているような、と思いながら、二人はいつも通り朝食を開始する。
朝から揚げ物やこってりとしたチーズはややハードだったが、年齢的にはまだ育ち盛りなので問題は無さそうだ。

フィアンマ「今日は一日研究に費やすのか?」

気分転換に出かけるのならついていく、という姿勢で、フィアンマは問いかける。
垣根はメモの内容を思い返しながら、どうしようか悩んだ。

垣根「>>186


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