過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/10/07(日) 00:37:34.70 ID:PvlSPC4r0
垣根「さて、どうすっかね…お前はどーすんの?」
今まで何だかんだで垣根が希望するままに行き先を決めてきた。
行く先々でフィアンマが行きたい場所にも(カフェだとか)行ってきたが、それにしても垣根が主に行き先を決めている。
何処か行きたい場所、やりたいことは無いのかとばかりの聞き返しに、フィアンマは緩く首を横に振った。
フィアンマ「お前が出かけるのであれば共に向かうし、そうでなければ適当に暇を潰すだけだ」
垣根「そうかよ。…とりあえず煮詰まったら外出る」
今は集中した方が上手くいきそうだ、とぼやき、垣根は食事を終えた。
フィアンマもちょうど食べ終わった為、食器を洗って片付ける。
垣根はその後、再びメモ帳を綴りに定位置へ戻った。
とりあえず理論や仮説を組み立て終わってしまえば、後は実験を重ねて解析すれば真実を導き出せる。
フィアンマは邪魔をする事無く、退屈しのぎに自分も作業を始めた。
垣根が創ってくれた右腕が仮に駄目だった時の場合を考えて左手で字を書く練習を兼ねて、術式の組み立てを行う。
頭の中に入っている聖書の記述から、長い時間をかけて一つの術式を編み出すのだ。
攻撃用のものを編み出すのにはヘタをすれば何年もかかるが、回復術式であればそんなに時間もかからない。
とはいえこの術式はほぼフィアンマ専用で、よほど『神の子』の性質を持っている者でなければ使用出来ないだろう。
先に作業が終わったフィアンマは、邪魔にならないよう気配を殺して垣根の様子を眺めていた。
彼は目鼻立ちが整っているので、美術品を観賞する気分に似ていた。
垣根「……」
仮説を幾つか組み立て、実験の手順を記し、その実験の優先順位をつけておく。
自分が思うに当たっている確率の高い仮説から、順位を上に置いておくのだ。
ベッドに座り、暇を持て余しながら。
少し疲れた様子の垣根に向かって、フィアンマは声をかける。
フィアンマ「…少し休んだらどうだ。疲れを加熱しても思考力が鈍る」
垣根「…そうだな。…はー」
急がなくていいと言われても、垣根としてはなるべく早く完成させたいのだ。
フィアンマの発言にも一理ある、とボールペンを置いた垣根は、だるそうに息を吐きだした。
フィアンマ「何か飲むか?」
垣根「…
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