過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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[saga]
2012/10/02(火) 19:56:47.14 ID:EfNbTZmp0
フィアンマ「外食で済ませても構わないが、また不味いものを食べる事になるな」
垣根「部屋にキッチンも備え付けてある事だし、自分で作るか。…そういやお前、料理は?」
フィアンマ「隻腕ではあるが、手伝い程度であれば問題無いだろう。買い出しもまた然り、だ」
垣根「もう店は開いてるモンなのか?」
フィアンマ「後一時間程経過してから行けば、確実だろうな」
垣根「早起きが裏目に出た訳か。何作るか決めようぜ」
フィアンマ「空腹の度合いによるな。俺様はそうでもない」
垣根「俺も実際そんなに激しく腹は減ってねえな…スープでも作るか」
話し合った結果、ヴィシソワーズというじゃがいものポタージュスープを作る事に決め。
ホテルの部屋内にあるキッチンにはオリーブオイルや塩コショウなどの調味料が置いてあり。
買ってくる物はジャガイモ、玉ねぎ、牛乳、白ワインで済んだ。
最寄りの店に出かけた二人はさっさと買い物を済ませ、てくてくと帰路を進む。
垣根「南瓜と人参、トウモロコシはよく聞くが、馬鈴薯のポタージュは初めて飲む」
フィアンマ「作るにあたって手間はかかるが、作り方は他のポタージュスープと大差無い」
垣根「味も似たような感じか。…それにしても、」
フィアンマが左手に持つは、ワインボトル、玉ねぎ、牛乳パックの入った袋。
垣根がやや辛そうに抱えているのは、20kg分馬鈴薯がぎっしりと詰まったダンボールだった。
日本のスーパーで、ダンボールにこんなにも馬鈴薯が入っている事はまず無い。
珍しい、重い、と交互に思いながら、垣根は時折休憩を挟みつつ歩いた。
能力から創り出した体といえど所詮は人体、ベースは細身の垣根の体。手腕。
筋力はある程度持ち合わせているものの、重いに決まっていた。
垣根「小袋で売ってないな、こっち」
フィアンマ「100g単位で割れば日本よりも安い価格だが、如何せん少量を詰めた袋売りは見かけんな」
垣根「イギリスのヤツ等ってそんなに大食いすんの?」
フィアンマ「いや、しないだろう」
そんな事を言い、垣根が限界を迎えた。
ホテルには後少し、歩かなければならない。
だが、隻腕のフィアンマに持たせるのは気が引ける、ともうひと踏ん張りしようとした垣根の手から、フィアンマがダンボールを攫った。
とてつもなく重いダンボールに、それなりに重い袋を持ったまま、フィアンマは垣根を手招きしててくてくと歩く。
あまり鍛えている様には見えない体つきに細い腕でどうやって持っているんだ、能力の一種か、と垣根は訝しがった。
しかし、垣根は旅行中(まだ始まって間もないが)、フィアンマが炎の魔術を使うところ見ている。つまり、火炎系だと思っていたのだ。
垣根「…何で持てるんだよ」
フィアンマ「何でだと思うんだ?」
垣根「
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