過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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25: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/02(火) 21:08:39.92 ID:EfNbTZmp0
>>22 ×使うところ ○使うところを》


垣根「物体を離れた地点から引き寄せる空間移動系の能力を持ってるとかか? 炎を出してたのは、どこかで燃えていた物を引き寄せた。今重いダンボールと袋を持てるのは、自分の手に

常に引き寄せ続けてるとか…当てずっぽうだけどよ」

フィアンマ「どれも不正解だ。最後のは当たらずとも遠からず、か。…とはいっても、街中で説明するつもりもないが」

真面目な考察を一刀両断し、フィアンマと垣根はホテルの部屋に戻った。
調理作業を開始しつつ、フィアンマは本当の事を話し始める。
この世界には、超能力と同じ様に、魔術というものが本当にあること。
その中でも、自分は特殊中の特殊ケースにあたる使い手だということ。
先程の力は『天使の力』を自分の手腕に封入する事で、集中している限り怪力を得られるということ。

それから、それから、えとせとら。

様々な事を聞かされた垣根は、ややぐったりとしつつミキサーにかけたじゃがいも達を丁寧に裏ごししていた。
魔術というものの仕組みは大変興味深かったものの、やれ『神の如き者』やら、やれ『天使の力』などとファンタジーに出てきそうな単語ばかりを並べられて辟易している訳である。
フィアンマはそのまま説明するような事はせず、垣根がわかりやすいよう言い換えたりして説明したのだが、それでも、科学一本で生きてきた垣根にとって、天使様がどうの、神様の奇

跡がどうの、という話はいまいち理解に苦しむ。
最も、魔術を用いるにも理論や計算が必要な為、完全に文系という風の言葉選びではなかった。

垣根「……そのカミサマがどうこう、っていうのは置いといて。ま、話はわかった。多重能力者もイイトコだな、それ」

フィアンマ「素人でも出来るからな。が、お前には勧めない」

垣根「俺の才能…開発された人間で、才能あるヤツは副作用で最悪死ぬのに、何でお前は平気な訳」

フィアンマ「魔術的な才能だからな」

垣根「ふーん。…自分で"特別な『神の子』の性質を持ち合わせている奇跡を証明する存在"とか言ってて恥ずかしくないの?」

フィアンマ「いや、特には。お前でいうと、自分の力を科学兵器に喩える様なものだしな」

垣根「あー、なるほど」

どちらにせよ宗教を学ぶ必要があるのなら、副作用を抜きにしても魔術は学びたくない、と垣根は思う。
ことことと煮込み作業に入り、お互いの持っている情報を交わす。

フィアンマ「お前は頑なに神を否定し続けるな。何故だ?」

垣根「…>>27


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