過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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3: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/01(月) 11:05:24.11 ID:XbjeqNTAO

垣根「あー」

久しぶりに声を出して、深呼吸。

研究所を荒らし、想像したままに自分の身体を作り替えて追跡対策を施し、逃亡。
ついでに医療道具の詰まったセット(形は鞄)に携帯食糧も詰め込んで盗み出してきたので、しばらく困らないだろう。
現在、垣根帝督はロシア上空を、身一つ(服は研究者から盗んだ金でささっと買った)、鞄片手に飛んでいた。
悠々と翼を羽ばたかせる様は、まるで天使か何かの様だった。

垣根(木を隠すなら森の中、ってヤツだ。とは言っても、大体終わっちまったみてえだな)

学園都市第二位『未元物質』という兵器である自分を隠す為に、戦場ど真ん中のロシアにやって来たのは良いのだが、もはや戦争は終了していた。つまんねえの、と呟き、ふと垣根は視線を、雪の中の赤に留める。
そして興味の向くまま近くに降り立ち、顔や身体にかかっている雪を払ってあげた。

垣根「…死体…じゃないな」

死体は見慣れている。
だから、冷えた身体でぐったりしている人間が死んでいるか、はたまた冷えているだけなのか、垣根にはよく分かった。
幸い、自分が気紛れに雪を払ったこの人物は生きている様だ、と判断して。

垣根「…旅は道連れ世は情け。偶には人助けも悪くねえ。代わりに、俺の逃亡旅行に付き合ってもらおうか」

うん、と頷いて、垣根はその人物の手当てを開始する。
右肩から先は切断されたばかりなのか、大量の血液が溢れ出している。
医療道具セットから適切な薬品や道具を取り出し、処置をしていると、その人物が目を覚ました。


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