過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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37: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/03(水) 13:13:59.11 ID:pnvVUmCX0

垣根「ウィンブルドンだな」

フィアンマ「ロンドン南西部か」

垣根「そうそう。テニスで有名だろ?」

フィアンマ「ウィンブルドン選手権を題材とした映画もあったな」

垣根「中々良い話だったぜ、あれは。市場経済用語で『自由競争による淘汰』、ウィンブルドン現象・効果の発源地でもある」

フィアンマ「テニスが見たいのか?」

垣根「そんなところだな。言っただろ、その場所場所の面白いモンが見れれば良いって」

フィアンマ「その意見には賛成だし、構わんが」

出来上がった馬鈴薯の洋風炒め物(垣根帝督作創作料理)を配膳し、食べる。
スープで余った材料を使った炒め煮の様なそれは中々美味しく、垣根には料理の才が備わっている事が発見された。

フィアンマ「料理人としても生きていけそうだな」

垣根「そこまで上達するつもりはねえよ」



ウィンブルドンまでやって来た二人は、テニスプレーを眺めていた。
スポーツ観戦はすれど芯の部分はクールなので、大声を出して応援する訳でもなく。
来たばかりなのでこれといって注目選手が居る訳でもないので、暇潰しがてら眺めるのだった。
フリーのテニス場なので、動きやすい服装の貸出も行われており、参加出来るようだ。

フィアンマ「お前はやらんのか」

垣根「誰がやるか。夢と希望を信じてるガキじゃあるまいし」

フィアンマ「十七歳は日本ではまだ子供と呼ばれる年齢に相当するんじゃないか?」

垣根「お前人が格好つけてる時に尊重するつもりゼロだろ」

フィアンマ「俺様が何故わざわざ他人を尊重せねばならんのか疑問だな」

垣根「……」

何だかんだで自分は謙虚の国・日本の人間なんだな、と垣根はしんみり思いつつ。
尊大だが腹の立たないフィアンマと会話をしつつ、テニスプレーの様子を眺める。
選手達は皆楽しそうで、試合終了後には笑顔で会話をしている。今さっきまで争っていた相手と。

垣根「…」

フィアンマ「もし出るのであれば応援してやるぞ」

垣根「>>39


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