過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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49: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/03(水) 20:01:13.69 ID:73cci0/K0

フィアンマ「小さいな、垣根帝督」

垣根「小さいって何だコラ」

喧嘩を売っているのか、と眉を寄せ、垣根は食事の手を止めずに言葉を返す。
いくら友情を築いているにしてもやる時はやるぞ、とばかりの態度。
フィアンマは肩を竦め、食事を続けつつ話した。

フィアンマ「祈る必要は無い。神とは必要な時に利用するものだ。毎回毎回律儀に祈っているのは、神を怖がっているからだろう」

垣根「カミサマより上に居るみてえな言い方だな」

フィアンマ「実際、短時間とはいえ、神より上位に居たからな。それに、祈れば救われるという保証はどこにもない」

垣根「…バチ当たりもいいとこだ」

何故自分が敬虔な十字教徒がすべき発言をしているのだ、と垣根はため息をつく。

フィアンマ「俺様は神に愛されている。だから努力はいらない」

垣根「すげえ自信持ちだよな、お前。口調といい態度といい不信心といい」

フィアンマ「真面目に信仰はしているさ。だが、その為に必要な儀式をせずとも、俺様は神を愛しているし、神も俺様を愛している。それに代わりはない」

垣根「はー」

それでいいのか、と思いつつも、垣根は突っ込まなかった。
別にフィアンマの言葉を電波発言だと思っているとかそういうことはなく、そこまで自信があるのなら心配せずとも構わないだろうと思ったからである。

フィアンマ「そもそも祈れば救われるという発想が甘ったれている。救われたいのなら自分で何とかするべきだ」

垣根「いや、それ、お前が言っちゃ駄目だろ、俺はともかく」



夕飯を終え、疲れる為に二人はテレビを見ていた。
戦争の爪痕がいたるところに残っていて、その復興作業を伝えるニュースが多い。
苦い表情を浮かべるフィアンマに気づかず、垣根は呟いた。

垣根「…随分様変わりしてやがるな、色んな場所が」

"死んで"から"創る"までの間の記憶は無い。
覚えているのは、何もかも全て研究者の前にさらけ出される感覚と、頭の中を弄られた感覚。
戦争というのもその被害に遭っていない為、実感無くいたのだが、ニュースで各地の復興していく様を見て、ようやくほんの少し実感が持てた。

フィアンマ「……」

垣根「…」

フィアンマ「…仮に、戦争の首謀者を発見したら、お前はどう思う?」

垣根「あ? あぁ、この大戦の? んー…>>51



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