過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/10/04(木) 00:10:21.59 ID:Prka4cwAO
垣根帝督が思い返すのは、ここしばらくの出来事。
多量の血液を失い、息を荒くしている様はよくよく考えたらエロかったな、だとか。
先程見た整った裸体だとか。
自分の発言に笑う彼女の笑顔だとか。
思い返せば返す程、悶々としてしまって、眠れない。
昨日までは男性だと思っていたから、まるで意識していなかった。
垣根「……」
垣根(俺の年齢から考えて、ここでは普通悶々とし過ぎて襲うと思うだろ? 俺の鉄壁の理性にその常識は通用しねえ。ついでに言うと俺は力があるからか、かえって乱暴なレイプ系の話は萎える。どうせなら愛に満ち溢れたエロいことがしたい。いや、別にコイツが好きかって言ったら微妙だけどよ。確かに同い年から年上は恋愛相手に見れるし、スタイル良いし、俺のタイプに当てはまる適度に気が強くて頭の良い女だし、話合うし、境遇は似ててギャップも大いにあって、ついでに間接的に恩人だし、料理上手ってのも好みに入るが多分違う。俺を怖がらないし美人系の顔で色白でどれもドツボだが、違う。そういやさっきすぐ氷用意してくれたけどああいう女性的な気遣いって良いよな)
誰に説明するでもなく、心中でまくし立て。
考え込んでいる内に、時計の針は進み。
気付けば陽が昇り、朝が来た。
一睡も出来なかった垣根はぐったりとしながら毛布の中で身じろぐ。
垣根「…好みと好きってのは違う」
ぽつりと呟いて、目を閉じる。
眠れない。
フィアンマ「…眠れないのか」
垣根「」
唐突に声をかけられ、垣根は目を開ける。
まだ眠そうな表情で、フィアンマは首を傾げた。
垣根「…ちょっとな」
フィアンマ「…何か、してやろうか」
ぐし、と目元を指先で擦り、フィアンマは問う。 寝ぼけているので、優しさが普段より増している。
垣根「…
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