過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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792: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/24(水) 14:14:05.19 ID:dzfTD0ov0
《直りました。お騒がせしました》


フィアンマは目を開け、ぬいぐるみを枕元傍らに置いた後、ベッドに手をついて身体を起こした。
そして、無反応であった垣根にぼふりと被さる。
垣根の顔の横に手をつき、彼の顔を見下ろした。

垣根「…何だよ」

何事かとフィアンマを見上げ、垣根は首を傾げる。
彼女を愛しているから、警戒しないし、する必要も無い。
垣根は不可解に思いながらも手を伸ばし、自分の方に垂れるフィアンマのサイド前髪を指先で弄び、頬を撫でる。

フィアンマ「…甘えだよ」

垣根「あ? 甘え?」

フィアンマ「甘え」

復唱して、フィアンマは腕から力を抜く。
右手を伸ばして垣根の左手を握り、そのまま覆いかぶさった。
体に力を入れなければ、垣根の身体とフィアンマの身体が密着するのは自然の理であり。
鼓動さえ溶け合いそうな体勢で、垣根は軽く緊張した。
彼女に緊張しているというよりは、女体に緊張しているというべきか。
垣根の鎖骨辺りに頭を置き、彼を押し倒した状態、乗っかった状態で、フィアンマは口を紡ぐ。

垣根「……、」

ゴム樹脂を真似た物体を作るべく研究用に購入してしまったコンドームの存在が頭に浮かんで、垣根は緩く首を横に振って邪念を払う。
先程宣言した通りこの状態が彼女にとっての『甘え』らしく、何も語らず、フィアンマは静かな呼吸を繰り返す。

フィアンマ「…受け取った時の記憶は薄らいでいるが、…ぬいぐるみをくれて、ありがとう」

垣根「…あぁ」

フィアンマ「……心拍数が高いな。不整脈か」

垣根「>>794


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