過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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807: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/24(水) 21:08:16.97 ID:WSoBaXV40

フィアンマ「…元『神の右席』に所属していた人間だな。それ以外には、謝罪出来んし、必要性も、もう無いだろう。あの天使が罪を請け負ったのだから」

垣根「ま、世界中に謝って回る必要はねえな。…ソイツ等の居場所ってわかんの?」

フィアンマ「一人であれば、一度遭遇したが」

垣根「え、マジかよ」

フィアンマ「俺様が隠れた時だ」

垣根「…あー」

神に祈りながら自分の後ろにフィアンマが隠れた時のことを思い出し、垣根は納得する。
あの筋肉質な男だろう、と予測立てて。

フィアンマ「ヤツならイギリスに居そうなものだが…、…もう一人はわからん」

垣根「もう一人ってどんなヤツ?」

フィアンマ「記憶のままであれば、黄色みがかった髪と、強気そうな顔立ち…ピアスをしているはずだ」

垣根「耳?」

フィアンマ「いや、顔に」

垣根「顔かよ」

フィアンマ「術式上ヤツには必要だったからな」

垣根「ふーん…」

歩く事に飽きた垣根は一度立ち止まり、フィアンマの髪を横で軽く結わえた。
結わえるとはいってもバレッタで長い髪を留めておくだけなのだが。
季節は五月、春らしい装いをしていても若干暑かった為、その気遣いは彼女にとってありがたかった。

炎が彫り込まれた黒のバレッタ。

金のバレッタでもよかったのだが、髪色が金に対し髪留めも金ではつまらない、と思った垣根が考えを変更して贈ったもの。

垣根「似合ってるな」

やはり自分の見立てに狂いは無い、と一層自信を持つ垣根の様子に微笑んで、フィアンマは指先でバレッタをなぞった。
と、視線を移した先に、先程話していた『男』が居た。
フィアンマは隠れず、逃げず、近づいてきた男を見上げる。

フィアンマ「…久しいな、アックア」

アックア「生きていたのであるか」

フィアンマ「"幸運"にも」

誰も殺気を放っていない為、人は過ぎ去っていく。
垣根は少しばかり男―――元『後方のアックア』…ウィリアム=オルウェルを少しばかり警戒した。
どう謝罪したものか、とフィアンマは言葉の選択に悩む。
アックアが言葉を切り出した。先に、紡いだ。

アックア「>>809


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