過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/10/27(土) 17:58:05.22 ID:lBJ8/zcz0
垣根「……、…いいじゃねえかよ、そんな踏み台<もの>にならなくても」
フィアンマ「……、」
彼女を抱き寄せ、垣根はそう穏やかに言った。
穏やかながらも、いたって真面目に、真剣に。
思ったままを、特に飾らず、思ったままの言葉で告げる。
垣根「俺は、そんな誰とも知らないやつの幸せのために犠牲になるお前なんか見たくねぇ」
フィアンマ「…お前は、俺様を甘やかすのが上手だな」
垣根「だろうな。愛してたら甘やかすし、何度もやってりゃ上達するモンだ、普通」
フィアンマ「…ただ、」
垣根「…」
フィアンマ「…ただ、…誰かに、…『ありがとう』って、言って、欲しかったんだ…」
垣根「……」
フィアンマ「お前のお陰で救われたと、…『あの時』、誰も救えなかった俺様が、誰かを救えたと、…その一言をかけてもらうことで、証明したかったんだ…自分に」
垣根「……」
フィアンマ「なのに、何もかもうまくいかなかった。間違えた。全部が全部間違いだ」
自分を踏み台にしてでも誰かが幸せになれば、と思えば思う程、その誰かが自分のせいで不幸になる。
フィアンマ「…、」
垣根「…何か忘れてるようだが」
フィアンマ「…?」
垣根「…俺は、お前に救ってもらったんだぜ。少なくとも、俺は。お前のその『間違い』とやらで救われた」
フィアンマ「……、」
垣根「だから、………俺からの感謝で、我慢しろ。ついでに実感しやがれ。……ありがとう」
わしゃわしゃ、とフィアンマの頭を撫で、垣根は困ったように笑む。
彼女が誰かを傷つけたことで垣根は救われた部分がある。
垣根「それとも何、百万人からのありがとうじゃねえと満足出来ない訳?」
フィアンマ「…満足した」
垣根「そうかよ」
ありがとうとはまた柄にもないことを、と思い返し、垣根はそっぽを向く。
フィアンマは垣根の身体を抱きしめ返し、幸福そうに表情を和ませる。
フィアンマ「…キザなのか何なのか、…よくわからんな、帝督は」
垣根「
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