過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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970: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/05(月) 21:20:20.29 ID:3KjaAU7+0

自動書記は無表情で、何事かを呟く。
展開されるは、『聖ジョージの聖域』。

ペンデックス「第一三章、第六節。『竜王の殺息』、完全発動まで約二秒」

垣根の敵意に呼応するように、自動書記は術式を展開する。
直径数mもの光の柱。垣根は、その光を翼で防ぐ。
彼の背には、彼女と、彼女を守ってくれている魔術師の命がかかっている。
垣根はというと、彼女の攻撃に対して翼を大きく広げ、太陽光を殺人光線へと変貌させる。
自らの『光を掲げる者』―――『明けの明星』に際して、星の光までも活用しながら。
自動書記は焦る様子もなく、術式を切り替える。

ペンデックス「第二〇章九節。曲解した十字教のモチーフを確認。上記の術式に対し最も有効な術式の構築を開始します。命名、『神よ、何故私を見捨てたのですか』発動準備完了。即時実行します」

純白の光が、鮮血のような真紅へと変貌する。
垣根は咄嗟に12枚の翼で自らを包み、ガードする。
学園都市製の能力による副産物に、少女はほんの少しだけ首を傾げる動作を見せた。
無機質に、無感動に、彼女はやるべき任務をこなすべく、思考"させられる"。

垣根「…ッ、ぶ、ねえっ」

ペンデックス「第二一章第四節。『光を掲げる者』の象徴を確認。最も効果的な術式を検索しています。一、二…検索に成功しました。術式の構築を開始します。命名、『聖なる右』。完全発動まで約一秒」

言うなり、フィアンマのものよりは遥かに劣化した(インデックスは『神の右席』でもなければ神の如き者と相性が良い訳ではないので、当たり前のことだが)『聖なる右』が、垣根を襲う。
近くの建物の壁に背中を叩きつけられ、目測ではとても追えない速度の攻撃に、垣根は眉を寄せる。

全てを掌握しろ。
思い出せ。
世界の全てに勝てると思えた程の、あの感覚を。

ペンデックス「『聖なる右』の術式執行に遅延が発生します。約120分間の遅延の為、別の術式を検索しています」

垣根「わざわざご説明ありがとよ…ッ」





垣根はどうする?>>+2

それによってどうなる?(アバウト可)>>+4




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