過去ログ - 織莉子「流浪のギタリスト」 -SS速報VIP

過去ログ - 織莉子「流浪のギタリスト」

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359: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:24:08.79 ID:GoSYAmUIO
ほむらは家へ駆けて行く。
体感時間にして何年ぶりだろうか、自分の為に身を粉にして働いてくれている両親に会うのは。

それは小学校の頃は寂しかった。
しかし中学に上がってからは、愛が無いなどと思ったことはなかった。

以下略

360: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:26:37.23 ID:GoSYAmUIO
ほむら「メガネはかけた方が良いわね」

ただでさえ黒紫のローブにクラシックギターなどという格好だ。
少しでも……別に学校の友達ではないからメガネ無しの姿にも見慣れているとは思けれど。

361: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:30:18.73 ID:GoSYAmUIO
ほむら「ただいま、お母さん、お父さん、居る？」

……

ほむら「ほむらだよ？見滝原から帰ってきたよ？」

以下略

362: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:34:16.36 ID:GoSYAmUIO
二階から微かな物音がする。
……女性の物だ。

ほむら「お母さん？」

以下略

363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/15(月) 18:39:49.35 ID:OqDddzsDO
綺麗な部分がどうのこうのとか言われちゃうと不安に……

364: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:47:09.59 ID:GoSYAmUIO
部屋に入る。

そこには体育座りをしてこちらを見る母親の姿と、ベッドに眠っている父親の姿があった。

母「……おかえり、ほむちゃん。どうやって帰って来たの？」

以下略

365: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 18:51:32.86 ID:GoSYAmUIO
母「ほむちゃんの為だってあんなに頑張ってたのに……こんなの……」

母親は泣き崩れてしまった。

母「何があったの？……なんでこんなことになっちゃったの？」

以下略

366: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 19:06:23.77 ID:GoSYAmUIO
私はお母さんに救済の魔女の話をした。

街を救おうとした少女の力が暴走して、独善的に地球の生命を自分の楽園に吸い上げる化け物になったことを。

母「……変な話だけど…嘘じゃないんでしょ？そうでもなきゃ……」

以下略

367: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 19:26:20.82 ID:GoSYAmUIO
母「……他に生きてる人は居るの？」

ほむら「向こうで会った人と来る途中で会った人が五人居るよ。今は外を彷徨いてると思う」

母「そう……他にも生きてる人が居るのね」

以下略

368: ◆USZbC4nXcg
2012/10/15(月) 19:37:47.15 ID:GoSYAmUIO

母「お友達…？呼んでおいで。何も出せないし、こんな辛気臭いけど」

ほむら「うん、じゃあちょっと行ってくる」

以下略

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