過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」 お嬢様「ええっ!?」
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◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/10/10(水) 22:38:35.70 ID:ZP9qkPR70
「3ゴールド」
私はそれだけを店主に言った。
店主は即座にそれを理解したようで、温和な笑みを崩さずに言う。
「4ゴールドではダメでしょうか・・・?」
「3」
三本の指を立てて、少し強めに言うと、店主は渋々頷いて、3ゴールドに負けてくれた。
これで、10ゴールド得をした。
「なかなか、可愛いお子様をお連れですねぇ・・・。サービスで一つおつけしますわ」
店頭に並んでいたクッキーの中から一つ取り出して、女の店主はエウジェーニアに手渡した。
小国の王の娘とは言え、気づかれるか心配だったが、気づかれずにやり過ごせてなによりだ。
「やったあ!どうもありがとう!」
それだけでエウジェーニアは大はしゃぎだった。
もらったクッキーを早速ほおばり、エウジェーニアは今にも狂喜乱舞しそうなほどに浮かれていた。
・・・奴隷市場の競りまであと15日位か・・・。
私には、目の前で少女が微笑んで私に抱きついてきても、良心が芽生えて、気が変わるなんてことはない。
残り15日の間、目の前の少女には天国を見せてやる。
そこから奴隷という地獄に引きずり下ろすのだ。
「さて、クライドのところに戻ろうか」
「わかった。・・・ところでなんでクライドは私たちと来なかったの?」
「プレゼントがあるらしい」
「本当!?」
こうも有頂天になってくれると、地獄に落とした時の楽しみが増すだろう。
奴隷市場に競りに出された時、彼女が私たちをどう思うだろうか。
裏切りに怒りを覚えるのか、はたまた恐怖に涙するのか。
とても楽しみだ・・・。
表情には出さない暗黒の笑みを、密かに浮かべ、ふと邪魔になった黒い髪を手でかきあげる。
少しだけ強い風が、私の黒い髪とエウジェーニアの美しいブロンドの髪を靡かせた。
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