過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」  お嬢様「ええっ!?」
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35: ◆2Ru5HhxpIY[sage]
2012/11/17(土) 14:45:14.54 ID:UqiFV4rJ0
話すことも段々と億劫になりつつあった頃、瞬間的な強い光が、窓からつよくさしこんだ。
雷だった。
数秒後に雷鳴が聞こえるところを見ると、距離は近くはない。

「・・・エウジェーニアが起きたらまずい、今日はここまでだ」

「ああ・・・・・・、とりあえずあの王が波の悪党ではないことはわかった。これ以上説明はいらん」

「そうか」

・・・激しい雨が、地面と隠れ家の屋根を、叩きつける。
時折空に青の稲妻が走り、雷鳴を轟かせている。

「・・・ひっでぇ雨だ」

「そうだな、しばらくは降り続けそうだ・・・」

俺たちは二人して窓の外をぼっと眺めていた。
山の向こうまで続く、黒く澱んだ曇天の空。
先程まで太陽が顔を出していたとは思えない。
たまに強い嵐のような風にのって、雨つぶが窓を叩いている・・・。

「・・・」

静寂を妨げているのは、激しい雷雨に伴う、激しい雨音と、腹のそこまで響くような低い雷鳴だけ。
俺たちはただただ、外の代わり映えしない景色をぼんやり眺めている。
この激しい雨・・・、俺たちにとって色々と思い出すものがあった。



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