過去ログ - 【たった二人の】コンマでまどか☆マギカ【部活動】23
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◆wu8VE5paJA
[saga]
2012/10/08(月) 00:09:22.75 ID:M/9sIkeAO
読書に戻った彼女を見つめながら、貴女は思考の渦に身を沈めていく。
キョン「…………」
まずは視力が落ちた。
銃の弾丸を上手く魔女に当てられなくなって、気付いた。
次に体力が落ちた。
ちょっとの運動でも疲労し、補助を魔法で行えばソウルジェムが目に見えて濁る。
次に病弱になった。
心臓は弱く鼓動し、少しの埃でも咳き込んでしまう。
この部屋は適温、かつ空気清浄器も自前で買った。安い買い物だった。
あの一ヶ月を越えて、彼女はどんどん衰えていった。
見た目が、ではない。見た目は素晴らしいと頓着しない自分でも思う。
だが、ダメなのだ。
ほむらのソウルジェムの濁る早さはもう手が付けられない。
例えるならば、使い潰したバッテリーのような――擦り切れてしまったソレ。
キュゥべえ曰く、もう寿命らしい。
長い時を渡り、精神はもう十分に摩耗しているらしい。
それでも彼女は自らの祈りで『一ヶ月』、彼女が支配するソコにいる限り――強く在る事が出来た。
所謂、『未練が無くなった亡霊』状態なのだ。
祈りは遂げられ、彼女は使命を全うした。だからもう――
キョン「……全く」
貴女は深い息を吐いた。
キョン「……やれやれだ」
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